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【市況】NY株式:ダウは23ドル高、ECB総裁発言で上昇も原油安が重石に


3日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は23.38ドル高の16374.76、ナスダックは16.48ポイント安の4733.50で取引を終了した。朝方発表された週間新規失業保険申請件数や8月ISM非製造業景況指数が堅調となり、買いが先行。中国株式市場が休場となる中、欧州中央銀行(ECB)総裁の発言で欧州株が全面高となった流れを受け米国株も上げ幅を拡大した。しかし、原油相場の下げや明日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から引けにかけて上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や食品・飲料・タバコが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーやテクノロジー・ハード・機器が下落した。

オークションサイト運営のイーベイ(EBAY)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇。通信会社のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)は、増配と傘下でウェブサービスのAOL(AOL)が携帯端末向け広告のミレニアル・メディア(MM)を買収することを発表し堅調推移。一方で、電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は価格を抑えたセダン「モデル3」の予約開始日と販売価格について発表したものの、下落となった。

明日の雇用統計では、非農業雇用者数が20万5000人増、失業率は5.2%増と前月からの小幅改善が予想されている。9月の利上げ実施の有無を占う最大の注目点となる。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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