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【通貨】9月3日のNY為替概況


 3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円64銭まで下落後、120 円25銭まで上昇した。

欧州中央銀行(ECB)が域内の国内総生産(GDP)成長見通しを引き下げたことを受けて安全資産としての欧州とともに米国の債券買いも優勢となり債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、米国の8月ISM非製造業景況指数が予想を上振れたことや株高に連れた円売りに下げ止まった。



ユーロ・ドルは、1.1237ドルから1.1088ドルまで下落した。

欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り3つの主要金利を現行で据え置くことを決定。同時に発表した最新の見通しで、2015年から2017年までの国内総生産(GDP)の成長やインフレ見通しをそれぞれ下方修正した。QE購入にあたり1銘柄の上限を引き上げ。そのほか、ドラギECB総裁が会見で、インフレや景気の下方リスクに言及したほか、必要とあれば量的緩和(QE)を拡大する方針を示したためユーロ売りが加速。ユーロ・円は、135円08銭から133円15銭へ下落した。

ポンド・ドルは、1.5288ドルから1.5219ドルへ下落。

ドル・スイスは、0.9696フランから0.9771フランへ上昇。


[経済指標]・米・先週分新規失業保険申請件数:28.2万件(予想:27.5万件、前回:27万件←27.1万件)・米・7月貿易収支:-418.6億ドル(予想:-422億ドル、6月:-452.1億ドル←-438.4億ドル)・米・8月ISM非製造業景況指数(総合):59.0(予想:58.2、7月:60.3)・米・8月サービス業PMI改定値:56.1(予想:55.0、速報値:55.2)・米・8月総合PMI改定値:55.7(速報値:55.0)

《KY》

 提供:フィスコ

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