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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 18,200円~18,500円。 

 米ダウ平均は、世界同時株安の原因である中国市場に落ち着きが見られたことや、この日発表された経済指標(8月ADP雇用統計と地区連銀経済報告)が、市場予想を上回る結果となったことを好感して反発。その影響でシカゴの日経平均先物も、現物の日経平均に比べ200円近く値上がりしていることから、東京市場も買い先行から18,300円前後での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、欧米の株式市場が堅調であったことや、中国市場が4日まで抗日戦争勝利記念日で休場となる安心感から、幅広いセクターに買い戻しの動きが見られる公算だ。ただ、米早期利上げの警戒は依然根強くなか、週末には注目材料の8月の米雇用統計発表を控えていることから、積極的な上値追いの注文は見送られる公算で、マーケットは上値の重い値動きから先物主導による乱高下の懸念は残りそうである。

 テクニカル的には、週足ベースでの支持線である52週移動平均線(18,507円前後)の回復を目指す展開が予想され、下値は週足チャートの一目均衡表の雲の上限(17,350円前後)が支持帯となり、2番底形成を意識した動きとなりそうだ。

 新興市場では、ジャスダック平均はボリンジャーバンド-1σ(2,532ポイント前後)~-2σ(2,408ポイント前後)のレンジ内から、昨日割り込んだ200日移動平均線(2,525ポイント前後)回復を目指し、マザーズ指数は、心理的節目の800ポイント奪還が期待される。

 本日の予想レンジ 18,200円~18,500円。 (ストック・データバンク 編集部)

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