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【市況】NY株式:ダウは293ドル高、ベージュブックを受け景気拡大を好感


2日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は293.03ドル高の16351.38、ナスダックは113.87ポイント高の4749.98で取引を終了した。朝方発表された8月ADP雇用統計が堅調となったことが好感されたほか、昨日の大幅下落を受けた値頃感から買いが先行。地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気拡大が示されたことをきっかけに、引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。セクター別では全面高となり、テクノロジー・ハード・機器や消費者・サービスの上昇が目立った。

前日の下落が目立ったハイテク大手に幅広く買いが入り、携帯端末のアップル(AAPL)やソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)が上昇、ダウ平均を牽引した。半導体のインテル(INTL)は新型半導体を発表し、堅調推移。通信大手のAT&T(T)はシティグループによる投資判断引き上げを受け、買われた。医薬品メーカーのアムジェン(AMGN)は骨粗しょう症薬に関する試験結果が好感され、上昇した。一方で、アクションカメラのゴー・プロ(GPRO)は同社向けに製品を納入している画像処理用半導体のアンバレラ(AMBA)がウェアラブルカメラの売上に弱気な見通しを示したことで、ともに下落した。

抗日戦勝70周年記念で中国株式市場が3日から連休に入るため、4日に発表される米雇用統計に向けて米株式市場では様子見の展開が予想される。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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