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【通貨】NY為替:ドル・円は120円25銭、米経済の拡大継続が認識されドル底堅い


2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円35銭から119 円94銭へ下落し120円25銭で引けた。予想を下振れた米国の8月ADP雇用統計で一時ドル売りが強まった。その後、米4-6月期非農業部門労働生産性確定値が3四半期ぶりのプラスに改善、米地区連銀経済報告(ベージュブック)で全米の経済活動の拡大が継続していることが明らかになり、債券利回りの上昇に伴うドル買いに底堅い展開となった。


ユーロ・ドルは、1.1270ドルから1.1217ドルまで下落して1.1226ドルで引けた。ユーロ圏7月生産者物価指数(PPI)の2ヶ月連続の下落となり、欧州中央銀行(ECB)の定例理事会を控えて追加量的緩和(QE)観測を受けたユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、135円36銭から134円80銭へ下落した。


ポンド・ドルは、1.5270ドルから1.5326ドルへ上昇した。ドル・スイスは、0.9647フランから0.9699フランへ上昇。安全通貨としてのスイスフラン買いが後退したほか、追加利下げ観測を受けたフラン売りが優勢となった。

《KK》

 提供:フィスコ

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