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2015年09月02日16時01分

【特集】FJネクスト Research Memo(1):資産運用型マンション「ガーラ」が主力、16年3月期は増収増益見込む


FJネクスト<8935>は、東京都心を基盤とした資産運用型マンション「ガーラマンションシリーズ」の開発及び販売を主力事業としている。また、販売した物件を中心に不動産管理事業も手掛けている。デザイン性や安全性、快適性など、居住者目線に立った企画・開発により高い入居率を確保していることが「ガーラ」ブランドの価値を高めており、首都圏ランキングではトップクラスの販売実績を誇っている。将来の年金受給に対する不安や相続税対策という新たな課題を抱える個人からの底堅い購入需要も期待でき、業績は堅調に推移している。

2015年3月期は、売上高が前期比0.9%減で、売上高はおおむね計画どおり、利益面は計画を上回る着地(例:経常利益の場合 当初計画48.2%減⇒実績21.6%減)であった。竣工時期が期末に重なったことにより翌期への繰り越し分が増加したことから、販売戸数が若干減少したものの、ほぼ想定の範囲内。利益面でも、土地仕入価格や建築費の高騰によりマンションの利益率が低下することから、当初計画時点で減益計画としていたが、減益幅を想定以下に抑えたことから計画を上回る着地となった。したがって、業績は一旦踊り場を迎えたように見えるものの、同社の業績は引き続き好調に推移していると言える。

2016年3月期の業績予想について同社は、売上高が前期比23.3%増、経常利益が同8.1%増と増収増益を見込んでいる。売上高は過去最高値の495億円を計画しているが、主力の資産運用型マンション「ガーラマンションシリーズ」については、期末に完成する物件が複数棟あることを踏まえ、堅実な計画としている。一方で、近年注力しているファミリーマンションの自社ブランド「ガーラ・レジデンスシリーズ」の業容拡大と建設事業の外部工事受注増が増収増益に貢献する計画としている。

同社は、資産運用型マンション事業を通じて、人口回帰の進む都心エリアへの良質な賃貸住宅の提供、並びに一般サラリーマン向けを中心とした長期的な資産運用機会の提供など、社会的意義を担うことにより持続的な成長を目指す方針である。

■Check Point
・重要性が増す資産運用機会の提供と良質な賃貸住宅供給
・16年3月期は増収増益、過去最高の売上高を見込む
・16年3月期は2年連続の増配となる年14円配を予想、株価見直し余地あり

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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