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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続落、欧米株安を受け


【ブラジル】ボベスパ指数 45477.06 -2.46%
1日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1148.46ポイント安(-2.46%)の45477.06で取引を終えた。46625.07から45278.27まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは12、値下がりは53、変わらず1であった。

ブラジル政府が2016年予算見積もりで、基礎的財政収支が赤字になるとの見通しを示したことで、ブラジル国債が投資不適格級に格下げされる可能性への懸念が、引き続き売り圧力になった。また、中国の8月製造業PMIが悪化、経済の減速懸念が再燃して、欧米株安、NY原油先物相場が急反落したことが、ブラジル株の売りに拍車をかけた。

【ロシア】MICEX指数 1697.99 -2.03%
1日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比35.18ポイント安(-2.03%)の1697.99で取引を終了した。1733.57から1689.36まで下落した。

1日の上海総合指数が、中国の8月製造業PMIの50割れを嫌気して、1.23%安で引けたことで(一時4.75%安)、世界経済の減速懸念が再燃。欧米株が大幅安となり、ロシア株も連れた。また、需要減退の思惑からブレント原油先物が49ドル台まで急反落したことも(前日終値54.15ドル)、ロシア株を強く圧迫した。

【インド】インドSENSEX指数 25696.44 -2.23%
1日のインド株式市場は大幅続落。前日比586.65ポイント586.65ポイント(-2.23%)の25696.44、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同185.45ポイント安(-2.33%)の7785.85で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を一段と拡大させた。SENSEX指数はこの日、終値ベースで約1年ぶりの安値を更新。弱い経済指標が景気減速懸念を強めた。8月31日に発表された4-6月期の国内総生産(GDP)の成長率は前期の7.5%から7.0%に鈍化し、市場予想の7.4%を下回った。また、この日に発表された日経インド製造業購買担当者指数(PMI)は52.3となり、前月の52.7を下回った。

【中国本土】上海総合指数 3166.62 -1.23%
1日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比39.36ポイント安(-1.23%)の3166.62ポイントと続落した。

指標悪化で投資家のセンチメント冷え込む。寄り付き前に公表された8月の中国製造業PMI(中国国家統計局と中国物流購入連合会が集計)が49.7に低下し、景況判断の分かれ目となる50を6カ月ぶりに下回ったことが嫌気された。2012年8月(49.2)以来、3年ぶりの低水準を記録するなか、景気鈍化懸念が一段と強まっている。ただ、下値を拾う動きも散見される。中盤から下げ幅を縮小させた(上海総合は一時4.75%安)。

《NH》

 提供:フィスコ

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