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【材料】<前場の注目銘柄>=鹿島、大勢上昇波に陰りなし

 鹿島<1812>は上値指向継続、8月中旬の全体波乱相場でも13週移動平均線上で下げ止まり大勢トレンド不変を印象づけている。

 良好な受注環境も人件費や資材費など建設コスト上昇が重荷となっていたが、同社は不採算工事を減らし、今後のコスト上昇分を織り込んだ請負契約を推進している点が強みとなっている。

 前期に国内外で工事損失引当金を積み増したことで損失処理はほぼ完了。合理化努力により、受注単価上昇を利益の伸びに反映しやすい体質を整えている。今後は首都圏再開発やリニア関連でも受注期待が膨らむ。

 16年3月期営業利益400億円(前期比3.2倍)は一段の大幅上方修正の可能性が高い。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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