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【通貨】9月1日のNY為替概況


1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円63銭へ下落後、120 円19銭まで反発した。

中国国家統計局が発表した8月製造業PMIが3年ぶりの低水準に落ち込んだほか、米国の8月ISM製造業景況指数もほぼ2年ぶりの低水準となったため、世界経済の鈍化懸念が広がり安全資産としての米国債に投資資金がむかい債券利回り低下に伴うドル売り、リスク回避の円買いが加速した。

ユーロ・ドルは、1.1234ドルから1.1313ドルまで上昇して1.1295ドルで引けた。米国債利回り低下に伴うドル売り、円と同様にキャリー取引手仕舞いのユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は、134円68銭まで下落後、135円45銭へ上昇。

ポンド・ドルは、1.5300ドルまで下落後、1.5349ドルまで反発した。

ドル・スイスは、0.9651フランへ上昇後、0.9602フランへ反落。ジョルダン・スイス国立銀行(SNB)総裁は追加利下げを示唆したためフラン売りが優勢となった。



[経済指標]・米・8月ISM製造業景況指数:51.1(予想:52.5、7月:52.7)・米・7月建設支出:前月比+0.7%(予想:+0.6%、6月:+0.7%←+0.1%)・米・8月製造業PMI改定値:53.0(予想:52.9、速報値:52.9)

《KY》

 提供:フィスコ

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