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【市況】東京株式(大引け)=724円安、先物主導で後場下げ加速

 1日の東京株式市場は朝方から売り優勢で、後場後半になって日経平均株価は下げが加速、700円を超える下落で安値引けとなった。
 大引けの日経平均株価は前日比724円79銭安の1万8165円69銭と大幅続落。東証1部の売買高概算は26億6428万株、売買代金概算は2兆7709億1000万円。値上がり銘柄数は47、対して値下がり銘柄数は1837、変わらずは10銘柄だった。東証1部全体の97%の銘柄が下落する文字通りの全面安商状となった。ただ、売買代金は3兆円に届かず、最近としては盛り上がりを欠いている。
 きょうの東京市場は、引き続き中国経済の不透明感に対する不安心理が反映される格好となった。前日の欧米株市場が総じて安く、再びリスク回避ムードが強まるなか、終始下値模索を続ける展開。外国為替市場で円高が進行したほか、発表された中国の経済指標が低調で上海株の下げもネガティブに働いた。日経平均は先物主導で裁定の解消売りも誘発、主力値がさ株をはじめ後場後半に下落基調が一気に強まった。
 個別では、三菱UFJ<8306>が安く、東電<9501>、東芝<6502>も下落。ファーストリテ<9983>、村田製<6981>は急落した。ファンコミ<2461>、東ソー<4042>の下げもきつい。このほか日コンベヤ<6375>、NOK<7240>、アクリーティブ<8423>も大幅安。半面、日本金属<5491>、宮地エンジ<3431>が急伸、オカモト<5122>、竹内製作所<6432>も高い。デクセリアルズ<4980>が買われ、フルキャストHD<4848>も堅調。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年09月01日 16時06分

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