市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは114ドル安、中国経済や利上げへの警戒感が根強く


31日の米国株式相場は下落。ダウ平均は114.98ドル安の16528.03、ナスダックは51.82ポイント安の4776.51で取引を終了した。中国経済の先行き不透明感から欧州やアジアの主要株価がほぼ全面安となり、売りが先行。先週の年次経済シンポジウムでのフィッシャーFRB副議長の発言を受け、9月利上げへの警戒感も根強く、終日軟調推移となった。NY原油先物相場は一時10%の上昇となったものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、エネルギーや自動車・自動車部品が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや不動産が下落した。

動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)はケーブルネットワークのエピックスとの契約を終了し、下落。大手行のバンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK)はシステム障害で、未処理となっていた投資信託などの価額算定処理の完了を発表したが売られた。一方で、百貨店のJC・ペニー(JCP)や短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇した。

石油精製のフィリップス66(PSX)は著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイによる株式取得が報じられ、上昇した。バークシャー・ハサウェイは、今年上半期には原油安の影響を受けるエネルギー関連銘柄への投資を減らす傾向にあったが、原油価格の長期見通しを変更したようだ。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均