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【市況】9月1日の中国製造業PMIを注視、株価下支えを期待


『米株式市場』

 28日のNY市場はまちまち。7月の個人支出やミシガン大学景況感指数が予想を下振れたことで、売りが先行。29日まで開催される年次経済シンポジウムの行方を見極めたいとの思惑から売り買いが交錯する展開となった。ダウ平均は11.76ドル安の16643.01、ナスダックは15.62ポイント高の4828.33。

 グローベックスの米株先物は、NYダウで160ドル安程度を織り込んで推移している。欧州市場も全般軟調に推移しており、売り優勢の展開になりそうだ。

 中国の景気減速を受けた株式市場の乱高下、商品価格の下落、ドル高などを背景に世界経済の減速懸念が強まるなか、9月16-17日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定されるかどうかに注目が集まっている。4日に発表される8月雇用統計、そして今週以降の金融市場の動向が焦点となるだろう。

 なお、中国の動向については、9月1日に中国製造業PMI(購買担当者景気指数)の発表を控えているが、抗日戦勝記念日を前に、当局による株価下支えなども意識されやすいところである。
《TY》

 提供:フィスコ

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