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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は主に121円台で推移か、リスク選好の円売り大幅縮小の可能性低い


28日のドル・円相場は、東京市場では121円31銭から120円72銭で推移。欧米市場でドルは121円76銭まで上昇し、121円64銭で取引を終えた。

本日31日のドル・円は主に121円台で推移か。米9月利上げの可能性は残されており、リスク選好的なドル買い・円売りが大幅に縮小する状況ではないとみられる。

28日の欧米市場でドルは一時121円76銭まで買われた。米9月利上げの可能性は消えていないとの見方が浮上し、主要通貨に対するドル買いが優勢となった。フィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長は28日、米CNBCとの会見で「9月に利上げを実施するかどうかをまだ決定していない、今後数週間の経済指標や市場動向を見極めていく」との見解を表明した。

市場参加者の間では、9月に利上げが開始される可能性は大幅に低下したとの見方が増えていたが、フィッシャーFRB副議長が今後の経済指標や市場動向を見極めると発言したことで9月利上げの思惑が再浮上している。9月4日に発表される8月米雇用統計は大変重要な材料になるとみられており、雇用統計内容が改善すれば、9月利上げへの期待は高まり、ドルは強い動きを見せるのではないか?との声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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