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【市況】あす(28日)の株式相場見通し=底打ち機運で続伸、上海株市場の反発を評価

 あす(28日)の東京株式市場は、週末控えで利益確定の売りが予想されるものの、世界的な株式相場の落ち着きを好感した買いの勢いが上回り、日経平均株価は続伸の展開となりそうだ。
 27日の上海総合指数は、6日ぶりの急反発となった。終値は前日比156.303ポイント高の3083.591と、3日ぶりに心理的なフシ目とされる3000を回復してきた。中国人民銀行がきょう午前の公開市場操作で、金融市場に資金を供給し続けたことなどが好感された。市場関係者からは「世界同時株安の震源地である中国の株価指数がようやく反発に転じたことで、連鎖安相場に底打ち感がさらに強まりそうだ。今後の焦点はどの水準まで戻せるかに移ってくる」との見方が出ていた。
 27日の東京株式市場は、前日の米株高や外国為替市場での円安進行を好感し買い優勢となり、日経平均株価は一時、400円を超える上昇となったものの、一巡後は目先の利益確定売りで伸び悩んだ。終値は前日比197円61銭高の1万8574円44銭と続伸。
 日程面では、乳原料・チーズなどの輸入の卸売り、チーズの製造販売のラクト・ジャパン<3139>が東証2部に、スマホ向けアプリによる広告コンサルティング、オンライン決済のメタップス<6172>が東証マザーズにそれぞれ新規上場する。このほかに、7月の消費者物価指数・家計調査・完全失業率・有効求人倍率・商業動態統計に注目。海外では、米7月の個人消費支出、ブラジル4~6月期のGDPが焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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