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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ノジマ、大阪チタ、INV、ニューフレア

■ノジマ <7419>  1,377円  +300 円 (+27.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 26日、ノジマ <7419> [JQ]が株式市況の悪化を受けて、18日に公表した800万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限120万株の第三者割当増資を中止すると発表したことが買い材料。公募・売り出しの中止による株式価値の希薄化や株式需給悪化が後退したことが好感された。

■大阪チタ <5726>  3,005円  +267 円 (+9.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 大阪チタ <5726> が続急伸。日経新聞が27日付で「チタン世界大手の大阪チタニウムテクノロジーズは、2015年度中に航空機向けチタン材料の生産を約8割増やす」と報じたことが買い材料視された。報道によると「主力の尼崎工場(兵庫県尼崎市)で休止中だった炉を動かして年3万2000トンにする」という。主力工場の再稼働によるチタン材料増産による収益拡大に期待した買いが向かった。

■INV <8963>  68,100円  +5,100 円 (+8.1%)  11:30現在
 26日に決算を発表。「今期経常は10%増で4期連続最高益更新へ」が好感された。INV <8963> [東証R] が8月26日大引け後(16:10)に決算を発表。15年6月期の経常利益は前の期比17.2%増の22.9億円になり、15年12月期も前期比10.2%増の25.2億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒INVの詳しい業績推移表を見る

■ニューフレア <6256>  4,710円  +330 円 (+7.5%)  11:30現在
 ニューフレアテクノロジー<6256>が6日ぶり急反発。前日比7%強の上昇をみせている。同社は半導体製造装置を手掛け16年3月期営業利益は前期比強含み横ばいの125億円を見込んでいるが、ここ中国経済の先行き不透明感から下値模索の展開を強いられていた。直近、米投資ファンドのブランデス・インベストメント・パートナーズが同社株を買い増す動きをみせ、26日受付現在で10.25%まで保有株比率を高めていることが明らかとなった。これを材料視した買いが集まった。同ファンドはバリュー投資型のスタンスをとることで知られており、PER7倍前後の同社株は魅力的な対象とみていることが窺える。

■小糸製作所 <7276>  4,015円  +190 円 (+5.0%)  11:30現在
 小糸製 <7276> が続急伸。日経新聞が27日付で「自動車用ランプ大手、小糸製作所はインド事業の営業損益を2017年3月期に6年ぶりに黒字化させる計画だ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「自動車販売が拡大するインドではランプの需要も高いが、現地子会社では受注増に対応しきれず生産歩留まりが悪化、赤字が続いている」という。生産体制てこ入れによる営業黒字定着に期待した買いが向かった。

■サントリBF <2587>  5,020円  +235 円 (+4.9%)  11:30現在
 サントリー食品インターナショナル<2587>が反発。買い気配で始まり前日比170円高の4955円でスタート。その後もプラス圏で推移している。国内大手証券では、「7~8月の国内の販売数量は好調、商品ミックスも良好」と想定。「欧州において継続してコストダウンが見込まれる規模となり、海外の収益も安定化してきた」との見方で、「食品インフレ終息の可能性が高まる中、中期成長力は魅力」と解説。レーティング「バイ」を継続。目標株価を6000円から6400円に引き上げている。

■ココカラファイン <3098>  4,935円  +210 円 (+4.4%)  11:30現在
 26日、ココカラF <3098> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の85億円→110億円に29.4%上方修正。増益率が29.3%増→67.3%増に拡大する見通しとなったことが買い材料。品揃え強化や既存店の改装などで、既存店売上高が堅調に推移する中、不採算店の閉鎖や経費の効率化が利益を押し上げる。

■ドンキHD <7532>  4,840円  +195 円 (+4.2%)  11:30現在
 インバウンド関連株は続伸。ドンキホーテホールディングス<7532>やエイチ・アイ・エス<9603>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>などが買われている。前日の東京市場に続き、NYダウが大幅高となるなか、株式市場に底打ち機運が浮上。相場の波乱で大きく売られていた訪日外国人需要に絡むインバウンド関連銘柄には見直し買いが流入している。ただ、中国・上海株式市場の動向には先行き不透明感もあり、「依然のように強気一辺倒にはなれない」(市場関係者)との見方も出ている。この日は、ディフェンシブ(防御)的な性格も併せ持つ京浜急行電鉄<9006>や富士急行<9010>など電鉄株が値を上げるなどインバウンド関連株のなかでも徐々に銘柄選別の動きも出ているようだ。

■トヨタ自動車 <7203>  7,170円  +250 円 (+3.6%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>がカイ気配でスタートし、7000円台を大きく回復してきた。前日の米国株市場ではNYダウが6年10カ月ぶりとなる上げ幅を記録、海外投資家のリスク許容度低下に歯止めがかかったほか、為替が1ドル=120円台に入るなど円安方向に振れていることもあり、同社株にも下げ過ぎ是正の買いが厚みを増している。また、同社は26日、中国・天津市の爆発事故を受けて操業を見合わせていた同市内の2工場について、27日から順次再開することを発表、これもポジティブ材料となり戻り足を助長している。

■兼松 <8020>  182円  +6 円 (+3.4%)  11:30現在
 兼松 <8020> が大幅続伸。日経新聞が27日付で「中堅商社の兼松は、農業や酪農にIT(情報技術)を活用するスマートアグリ事業に参入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「ベンチャーのファームノート(北海道帯広市)と組み、牛の運動量を測りスマートフォン(スマホ)で管理するサービスを2016年3月にも始める」という。スマホなどを使い手軽に牛の健康状態を推定できるとしており、TPP対応を睨んだスマートアグリ事業への参入を好感した買いが向かった。

■新晃工業 <6458>  1,208円  +37 円 (+3.2%)  11:30現在
 26日、新晃工 <6458> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.84%にあたる50万株(金額で5億8550万円)を上限に、27日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は26日終値の1171円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■第一生命保険 <8750>  2,187.5円  +63.5 円 (+3.0%)  11:30現在
 第一生命保険<8750>が3日続伸。株価は一時、前日比95円(4.5%)高の2219円まで買われた。ゴールドマン・サックス証券は26日、同社株の「買い」を継続した。26日に日本生命が三井生命を買収することで大筋合意した、との報道が伝わったが、同証券では「報道が事実であったとしても、同買収は保険料収入で15位の会社が1位の会社の傘下に入るという構図であり、価格やコスト面で業界全体が変化するような転換点にはならない」と指摘。「業界再編との見方は尚早」とみている。同証券では、第一生命は、M&A(合併・買収)、商品、運用においてALM(資産・負債総合管理)の構造改革を進めている点を評価し、買い推奨している。

■テクノプロH <6028>  3,290円  +95 円 (+3.0%)  11:30現在
 テクノプロ・ホールディングス<6028>はPER14倍台と割安感が台頭してきた。足もとは技術者派遣事業が好調だ。15年6月期連結決算では、技術者の期中平均稼働率は95.4%(前の期95.3%)と0.1ポイントの上昇だが、技術者数は前の期比で880人(27.9%)と大幅に増加。ほぼ全ての領域で稼働技術者が増加しているが、特に「IT技術者の不足が顕著になっており、ソフト開発・保守、ITインフラのIT系技術領域が大きく伸びた」(会社側)という。直近7月の稼働率は94.4%だが、今後徐々に上昇する見通し。16年6月期は技術者750人増を見込み、営業利益81億円(前期比11.2%増)を計画している。

■トランス・コスモス <9715>  2,710円  +75 円 (+2.9%)  11:30現在
 トランスコスモス<9715>が続伸している。同社は26日に、360度の全天球パノラマ動画をバーチャル体験できる仮想現実(VR)技術を活用したモーションVRサービス「SphereVR(スフィアー・ブイアール)」の提供を開始したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。「SphereVR」は、特殊な機材が必要な360度の全天球パノラマ動画の撮影や3D動画の制作、アプリ開発、コンテンツ配信、配布用VRゴーグルの制作、VR視聴デバイスの手配など、VRを活用したプロモーションを手軽にワンストップで提供する新サービス。

■オリエンタルランド <4661>  6,858円  +169 円 (+2.5%)  11:30現在
 オリエンタルランド<4661>が物色人気となり一時7000円大台を回復したほか、エイチ・アイ・エス<9603>も買いを集め地相場の4000円台に復帰してきた。テーマパークを運営するUSJが東証1部への再上場を12月とする方向で最終調整に入ったと産経新聞が報じたことを受け、東京ディズニーリゾートを運営するOLCやハウステンボスを展開するHISなどの株価を大きく刺激する格好となっている。ここ、中国景気の減速懸念を背景にテーマパークはインバウンド関連の位置付けで売りを浴びたが、全体相場の落ち着きと歩調を合わせて仕切り直しの買いを誘導している。

●ストップ高銘柄
 東邦金属 <5781>  225円  +50 円 (+28.6%) ストップ高   11:30現在
 リーバイス <9836>  362円  +80 円 (+28.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アールテック・ウエノ <4573>  1,578円  +300 円 (+23.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ドーン <2303>  865円  +150 円 (+21.0%) ストップ高   11:30現在
 富士山マガジンサービス <3138>  4,195円  +700 円 (+20.0%) ストップ高   11:30現在
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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