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【経済】中国本土マーケット、投資家心理弱くレバレッジ取引縮小続く


政策金利、預金準備率の引き下げが発表されたにもかかわらず、下げ止まらない中国本土マーケット。市場心理は弱く、資金引き揚げが続くなか、レバレッジ取引も大幅に縮小している。
上海、深セン両取引所の信用取引残高は、25日時点で1兆1600億人民元(約21兆4700億円)。前営業日に比べ853億人民元の減少で、6営業日続けて縮小した。
今年6月までの本土マーケットの上昇は、レバレッジ取引がけん引。そのため、信用取引残高は急ピッチに膨れ上がり、6月18日には残高が2兆2700億人民元に達し、過去最高を記録。しかし、その後は、当局によるレバレッジ取引規制強化などを背景にした相場下落で、その残高はしつつある。70日程度で1兆1000億人民元も減少した。
投資家のリスク意識が高まり、レバレッジ取引が縮小するなか、目先はなお下値を探る展開が続くとの見方が少なくない。「短期的に上海総合指数は2800~3200ポイントのレンジで推移する」(国泰君安証券)との予想が出ている。
26日の本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比37.68ポイント(1.27%)安の2927.29ポイントと5日続落した。年初来安値を連日で更新。約8カ月半ぶりの安値水準を切り下げた。


【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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