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【材料】鉱研工業---再生エネルギー、リニア、東京オリンピックなどに期待


鉱研工業<6297>はボーリングマシンのトップメーカー。液状化対策や地すべり対策、クリーンエネルギー向けなど得意分野に注力。海外における地下資源、水資源の開発並びに社会基盤整備のための建設工事にも積極的に取り組んできており、今後もグローバルな展開を推進する。

2016年3月期は売上高で前期比10.1%減の75.0億円、経常利益で同44.8%減の4.6億円が見込まれている。ボーリング機器関連では東日本大震災から3年にわたり堅調に推移してきた設備の更新需要や新規設備投資が一巡するとともに、更なる機材投資には慎重な見方をするボーリング業者も一部の地区で見られるようになり、工事施工関連も完工高に大きく貢献した海外ODA工事の売上を現段階において見込んでいない。

ただ、地熱・地中熱利用等の再生可能エネルギー分野の需要、国内セメント供給逼迫に関連する同社独自の得意工法(ビッグマン工法)による工事受注、更には今後のリニア中央新幹線関連需要、東京オリンピック・パラリンピック関連需要を掘り起こす方針である。

《SF》

 提供:フィスコ

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