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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は119円前後で推移か、中国本土株反発ならば円安の相場展開に


25日のドル・円相場は、東京市場では118円26銭から120円11銭で推移。欧米市場でドルは一時120円40銭まで買われたが、118円60銭まで反落し、118円89銭で取引を終えた。

本日26日のドル・円は119円前後で推移か。中国本土株の動向を見極める展開となる。株価反発ならば、株高・円安の相場展開となるが、株価続落の場合、ドルは119円台前半で伸び悩む可能性がある。

中国人民銀行は25日、追加緩和を発表した。1年物貸出金利は4.85%から4.60%に、1年物預金金利は2.00%から1.75%に引き下げることを決定した。実効日は8月26日。また、預金準備率も0.5ポイント引き下げる。(実効日は9月6日)

市場関係者の間からは、中国の追加緩和は想定の範囲内との声が聞かれており、貸出金利と預金金利は9月以降も段階的に低下するとの見方は少なくないようだ。一部の市場関係者は、1年物貸出金利が年末までに1ポイント低下して3.60%になると予想しているようだ。

ただし、米国株は25日も下げており、中国の追加緩和によって主要国の株式市場が安定するとは言い切れない。中国経済の成長鈍化に対する投資家の警戒感は払拭されていないため、株式市場安定のためには各国の協調が必要となるかもしれない。

《SY》

 提供:フィスコ

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