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【市況】リバウンドか、中国人民銀の追加金融緩和受け


『米株式市場』

 24日のNY市場は下落。中国株式相場が大幅続落となったことで、売りが先行。ダウは一時1000ドルを超える下落局面もみせた。その後、前日比約1%安まで下げ幅を縮小したものの、引けにかけて再び下げ幅をやや拡大する展開に。ダウ平均は588.40ドル安の15871.35、ナスダックは179.79ポイント安の4526.25。

 中国人民銀行は25日、追加の金融緩和を発表。銀行の貸し出しと預金の基準金利を0.25%引き下げると同時に、市中銀行求める預金準備率を0.5%引き下げる。

 この決定を受けて欧州株などは一段高となっているほか、大阪225先物は17670円で通常取引を終えたが、ナイト・セッションで18500円を超えてきている。グローベックスの米株先物はNYダウで500ドル超の上昇をみせており、今晩の米国市場はリバウンドが意識されよう。

 経済指標では米S&P/ケース・シラー総合-20住宅価格指数(6月)、米FHFA住宅価格指数(6月)、米新築住宅販売件数(7月)、米消費者信頼感指数(8月)が予定されている。足元で住宅関連の指標が好調なだけに、9月利上げへの思惑などにもつながる可能性。

 一方、中国の利下げに対して、米国の9月利上げ観測が後退するようだと、足元で混乱していた市場も次第に落ち着きをみせてくる可能性がありそうだ。
《TY》

 提供:フィスコ

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