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【市況】<株式トピックス>=先物主導の空中戦で乱高下、投資家心理にダメージ

 25日の東京株式市場は、絵に描いたような乱高下相場となった。結局、日経平均株価終値は、前日比733円98銭安の1万7806円70銭と連日の大幅安。東証1部の売買代金は4兆9240億と5兆円近くまで膨れ上がり、今年最高を記録した。
 25日は寄り付き直後に前日比800円安近くまで下落してスタートした日経平均株価が、前場の引けに掛けて急速に戻し、プラス圏に浮上。逆に同300円高近くまで上昇したにもかかわらず、後場に入って株価指数先物主導で再び朝方の水準まで売られるという乱高下ぶりとなった。
 市場関係者からは「きょうのような乱高下相場は、多くの市場参加者が“早期の底打ち”を期待している心理を逆手に取った仕掛け的な売りの結果といえる。梯子を外された敗北感を味わった投資家は心理的なダメージを受けた」との見方が出ていた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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