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【材料】JALが反発し「空運業」が業種別で唯一のプラス、欧州系が目標株価を引き上げ

 日本航空(JAL)<9201>が6日ぶりに反発し、前日比65円(1.6%)高の4155円で取引を終了した。取引時間中には一時、同255円(6.2%)高の4345円まで買われる場面があった。業種別33業種中、「空運業」が唯一のプラスで引けた。ANAホールディングス<9202>は続落したものの、JALの堅調さが下支えした。
 JALについては原油価格が下げ止まらないことがポジティブ視されているほか、クレディ・スイス証券がJALに対する業績予想を上方修正して目標株価を6100円から6700円へ引き上げたことが買い手掛かり材料視されたようだ。同証券は、「業績予想の上方修正に加え、円安がドル建ての機体価値に及ぼす影響もバリュエーションを押し上げている」とコメントしているほか、「JALの収益は2016年3月期に国際線旅客事業の拡大によりガイダンスを約3%上回るとみており、市場の供給の伸び(年初来8%)と需要の伸び(供給を約10%ポイント上回る)のギャップ拡大の解消を図ればガイダンスを5%上回る可能性もあるとみる」との見解を示している。
《MK》

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