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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 17,700円~18,100円。 

 米ダウ平均は、上海総合指数が8%超の下落率を記録するなど、市場の動揺が収まらないことを懸念し大幅続落。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)600円安(円建て)と、大きく値下がりして取引を終了していることから、東京市場の朝方も売り先行から、18,000円の大台を割り込んでの取引開始となりそうだ。

 一巡後は、世界各国の株式市場だけにではなく、為替市場でもパニックが起こり、ドルが対円で前週末から5円以上下落し、一時116円台まで値下がりするなど(円は上昇)、リスクマネーのすべてに混乱が見られることから、本日もすべてのセクターにおいて、ヒステリックな展開となることが予想される。

 ただ、米ダウ平均が1,000ドル安から、値を戻しての大引けとなったことや、ドル円も長い下ヒゲのローソク足を形成するなど、一部には目先底入れの期待感を示す動きを見せているだけに、10:30から取引開始となる上海市場の展開を確認するまでは、低空飛行ながらやや落ち着いた値動きとなる公算である。

 テクニカル的には、日足での抵抗線はほとんど下抜き、シカゴ日経先物の清算値も、心理的な下値メドであった18,000円の大台を下回るなど設定し難く、週足の移動平均線による支持線であった、52週移動平均線(18,449円前後)も回復が難しそうなだけに、週足による一目均衡表の雲の上限(17,270円前後)あたりが、本日の下値圏として意識されるだろう。

 新興市場では、ジャスダック平均も日足では、既に支持線が見当たらない状況に陥っていることから、週足チャートでの一目均衡表の雲(2,348ポイント前後)が、目先の下値支持となり、マザーズ指数に至っては、週足チャートですら抵抗線を見つけられないことから、心理的な価格である600ポイントが、下げ止まる地点としての目標となりそうだ。

 本日の予想レンジ 17,700円~18,100円。(ストック・データバンク 編集部)

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