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【市況】あす(25日)の株式相場見通し=全般は自律反発の動き、個別には急落後遺症も

 あす(25日)の東京株式市場は、きょうの日経平均株価急落の後を受けて、全般相場は自律反発の動きとなりそうだ。ただ、追い証(追加証拠金の差し入れ義務)発生など、急落に伴う後遺症も予想されるため、個別銘柄ベースでは波乱展開のケースも想定される。
 前週半ば以降75日移動平均線(2万319円=24日)、100日移動平均線(2万164円=同)、200日移動平均線(1万9002円=同)と相次いでに主要なフシ目を割り込んできたことから、きょうは下値不安が増幅してパニック的な売りを助長する結果となった。
 市場関係者からは「企業業績などファンダメンタルズの点から判断すれば、日経平均株価の1万9000円割れは明らかに下げ過ぎ。しかし、2万円まで戻るには、自律的な反発だけでは難しそうだ。政府による景気対策や日銀の追加金融緩和の具体化が早急に求められる」との声が出ていた。
 24日の東京株式市場は前週末の米国株急落を受けて寄り付きから売り一色の展開。日経平均株価終値は、前週末比895円15銭安の1万8540円68銭と今年最大の下げ幅で5日続落。この5日間の下げ幅は2080円に達した。
 日程面では、気象庁3カ月予報、7月の外食売上高、7月の民生用電子機器国内出荷実績に注目。海外では、米7月の新築一戸建て住宅販売、米6月のS&P/ケースシラー住宅価格指数が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年08月24日 18時44分

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