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2015年08月24日17時45分

【為替】欧米為替見通し:世界同時株安続きドル売り優勢、対円では120円割れ視野に


今日の欧米市場でドル売り優勢の展開となりそうだ。中国経済の減速懸念で前週末から世界的に株安が続いており、対円では120円割れが視野に入ってきた。

24日は日経平均株価が約900円下落したほか、上海総合指数が最大9%(15:30現在)下げた。株安を受けドルは一時120円73銭まで下落。一方、リスク回避のユーロ買いが強まり、対ドルでは一時2月5日以来となる1.1495ドルまで上昇した。

東京市場では、「ここまで株価が崩れると手を出せない」(邦銀関係者)との声が聞かれ、ドル買いには消極的となっている。また、中国経済の失速懸念が一段と強まるなか、米9月利上げへの期待感がさらに後退していることも、ドル売り要因となった。欧米市場で株安や米国債利回り低下が警戒され、リスク回避の動きが強まればさらにドル売りに傾きやすいとみられる。下値メドについて、7月安値の120円47銭を割り込んだ場合には120円を割り込むとの見方が出ている。

欧米市場では株価や国債利回りのほか、21:30の米・7月シカゴ連銀全米活動指数、25日04:55のロックハート米アトランタ連銀総裁の講演が注目される。米・7月シカゴ連銀全米活動指数は0.20と6月の0.08から改善が見込まれている。ただ、世界的な株安が続いているため、予想を大幅に上回らないとドル買いにはつながらないとみられている。

また、ロックハート総裁の講演では「年金と経済」がテーマだが、金融政策に触れる可能性もある。「ハト派」もしくは「中間派」とみられる同総裁は4日、米紙インタビューで9月利上げに前向き姿勢を示したことから、ドル買いが強まり、その後125円まで上昇した。前週からの世界的な株安を受け、9月利上げ期待が弱まるなか、同総裁のトーンが弱まれば一段のドル売りにつながりやすいとみられる。


【今日の欧米市場の予定】

・21:30 米・7月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.20、6月:0.08)
・(25日)04:55 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演(年金と経済)

《SY》

 提供:フィスコ

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