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【材料】良品計画が大幅続落、上期営業38%増報道も世界的株安展開のなか歯止めかからず

  良品計画<7453>が大幅反落。後場一段下げに展開となっており前場終値安値を下回っり、7月9日以来1ヵ月半ぶり安値を付けている。22日付け日本経済新聞朝刊は「2015年3-8月期連結営業利益は、前年同期比38%増の180億円程度となり、3‐8期としての最高益を更新する」と報じたことが、買いを誘った。しかし、日経平均株価の下げが加速、一時、2月24日以来の1万8500円台割れとなる流れのなかでは売り先行の流れに歯止めがかからないようだ。

  長期相場を示唆する200日移動平均線を割り込んだのは昨年10月21日以来10ヵ月ぶりのこと。昨年10月17日に日経平均株価は一時1万4529円03銭まで下げた後、業容拡大期待を背景に今年6月には1996年12月以来8年半ぶり高値を付けていた。もっとも、市場ではもう一段の上方修正期待の声が高かったとの指摘があったとの日経電子版報道もあり、全般下げ相場の展開のなかでは、前場寄付き直後に前日終値水準に戻す場面はあったものの、直後から売りに圧倒される格好に・・。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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