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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は反落、世界的に株安が拡大


【ブラジル】ボベスパ指数 45719.64 -1.99%
21日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比929.59ポイント安(-1.99%)の45719.64で取引を終えた。46649.35から45676.77まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは8、値下がりは58であった。

21日発表の中国の8月財新製造業PMI速報値が悪化して、経済の減速懸念が強まり、世界的に株安が拡大したことが、ブラジル株にも強い売り圧力になった。また、NY原油先物が一時39.86ドルまで下落したことも、ブラジル株を圧迫した。なお、21日発表のブラジルの8月拡大消費者物価指数(IPCA-15)は、予想通り0.43%に伸びが鈍化した。

【ロシア】MICEX指数 1663.31 -1.90%
21日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比32.26ポイント安(-1.90%)の1663.31で取引を終了した。1694.97から1663.31まで下落し、安値引けとなった。

21日発表の中国の8月財新製造業PMI速報値が悪化して、経済の減速懸念が強まり、世界的に株安が拡大したことが、ロシア株にも強い売り圧力になった。また、ブレント原油先物が、株式市場の取引時間内に45.21ドルまで下落したことも(前日終値46.62ドル)、ロシア株を圧迫した。

【インド】SENSEX指数 27366.07 -0.88%
21日のインドSENSEX指数は続落。前日比241.75ポイント安(-0.88%)の27366.07、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同72.80ポイント安(-0.87%)の8299.95で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅をやや縮小させた。中国発の世界同時株安が警戒され、インド市場もリスク回避志向が高まった。また、発表された8月の財新中国製造業購買担当者指数(PMI、速報値)が予想以上に下落したことも警戒された。

【中国本土】上海総合指数 3507.74 -4.27%
21日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比156.55ポイント安(-4.27%)の3507.74ポイントと続落した。

指標低下が投資マインドを冷やす。朝方公表された8月の財新・中国製造業PMI(速報値)が47.1となり、前月確定値(47.8)と事前予想(48.2)を大きく下回ったことが嫌気された。景況判断の分かれ目となる50を割り込むのは6カ月連続。6年5カ月ぶりの低い水準となっている。幅広い銘柄が売られ、上海総合指数は下値抵抗線として意識されている3500ポイント近辺まで下落した(本日の安値は3490ポイント)。7月からの急落局面では、3500前後で反転する動きが目立っている。

《NH》

 提供:フィスコ

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