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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は121円台で推移か、世界同時株安でリスク選好的な円売り抑制


21日のドル・円相場は、東京市場では123円50銭から122円81銭で軟調推移。欧米市場でドルは一時121円82銭まで続落し、122円09銭で取引を終えた。

本日24日のドル・円は主に121円台で推移か。世界同時株安を嫌気してリスク選好的な円売りは抑制される可能性があり、ドルは122円近辺で上げ渋る可能性がある。

21日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前日比-530.94ドルの16459.75ドルで引けた。株安の理由については、中国の経済指標が悪化したことで、世界経済への見通しが一層不透明となったことが挙げられている。

中国経済の悪化は米国経済に悪影響を及ぼす可能性があることから、米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げ開始時期を9月ではなく、10月以降に先送りするとの思惑が急速に広がっている。9月の利上げ開始に自信を示していた投資家の間でも「このような状況で利上げをやると市場はひどく困惑する」との声が聞かれている。

ただし、主要国の株式市場の混乱は今週中に終息に向かうとの指摘もある。24日の中国本土株が反発すれば、世界同時株高の展開もあり得るとの声が聞かれている。原油先物相場の反転も株高につながると予想されているようだ。

《SY》

 提供:フィスコ

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