【市況】豪ドル週間見通し:やや伸び悩みか、商品相場の下落に対する懸念残る
■下落、主要国の株安が嫌気される
先週の豪ドル・円は下落。中国、欧米諸国の株安が嫌気された。世界経済の成長鈍化に対する警戒感は高まり、リスク回避の豪ドル売りが優勢となった。米ドル・円相場が円高方向に急速に振れたことも影響した。取引レンジは89円21銭-91円90銭。
■やや伸び悩みか、商品相場の下落に対する懸念残る
今週の豪ドル・円はやや伸び悩みか。中国経済の成長鈍化への懸念が高まっているが、人民元相場の下落はアジア諸国の通貨安を招くことや商品相場の下落につながる可能性がある。商品相場の下落は豪ドル相場の反発を抑える一因となるため、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、豪ドルは対円で伸び悩む可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・4-6月期民間設備投資(予想:-2.5%、1-3月期:-4.4%)
予想レンジ:88円00銭-91円00銭
《FA》
提供:フィスコ