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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2015年8月21日

 今週の日経平均終値は19435円83銭、前週末比1083円62銭安でした

 週間で1000円規模の下げ幅はなかなか見られず今年はこれが初となります。この週足大陰線が2万円の高値圏で示現され、株価位置(終値)も直近3カ月の最安値まで食い込むことになると、短期はもとより中期的レベルの調整局面に入ったと見る必要があるでしょう。日経平均は2万円台で約3カ月以上も、もみ合って推移してきただけに、本日の窓を空けての下放れは、比較的大きい調整につながる可能性を示唆しています。結果的に数々の中国ショック(株安・元切り下げ・景気減速)があったとはいえ、4-6月の好業績を持ってしても2万1000円を超えられなかったことは残念でした。1月の安値から4000円以上も値上がりしているので贅沢な悩みと言えますが、中国の景気が想定以上に減速しているとなれば、やはり2万1000円以上を買える状況では、目先はなくなったということでしょう。良くも悪くも中国次第という世の中になってしまっていますから仕方のないことです。ただこれで、日本も中国も秋にかけて政策を発動する必要に迫られましたから、今回はやや大きい調整となりそうですが、さらに突っ込めば政策買いのできる政策催促相場となります。今回の調整は7月のようにV字で数日中に急回復するパターンとは違うと思いますので、9月にかけてのやや幅広で、じっくりと待って買ってみても良いと思います。(ストック・データバンク 編集部)

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