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【材料】西松建が堅調、公共投資追い風に新たな内需株物色の波に乗る

 西松建設<1820>が堅調な値動きをみせている。前日は目先の利益確定売りで調整したものの、きょうは前場の軟調相場でも継続的な買いが入り、前引け時点で日足包み陽線を示現している。海外要因から輸出株に逆風が吹く中、内需株に優位な流れ。そのなか、これまで買われ過ぎが指摘されていた食品株と入れ替わりで建設株に見直し余地が浮上している。今週初に発表された15年4~6月期GDPは3四半期ぶりにマイナス成長となったが、公共投資は増加、土木分野に強みを持つ同社にとっては好環境が続く。東京外環道路のトンネル工事の受注実績を生かし、リニア中央新幹線でも収益機会をとらえる可能性がある。PER14倍前後、PBR1倍割れで指標面からも水準訂正余地が指摘される。

西松建の株価は12時48分現在517円(△9円)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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