【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:星光PMC、丸和運機関、クルーズ、ぐるなび
■星光PMC <4963> 1,104円 +150 円 (+15.7%) ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率トップ
星光PMC<4963>に短期資金流入、ストップ高カイ気配となった。「前日のNHKニュースなどで環境省がセルロースナノファイバーを開発する実証事業を来年度から始める方針と伝わり、これを材料視する買いが関連株に入った。特に同社は値動きが軽く、個人投資家が比例配分取り狙いで買い注文を入れている」(国内ネット証券大手)と指摘している。セルロースナノファイバーは植物由来の軽量素材で炭素繊維並みの強度を持つ。同社は製紙用薬品を手掛けるが、それをベース技術としてセルロースナノファイバーの開発で以前から市場の注目度が高い。また同じ背景で、製紙メーカーで株価低位の中越パルプ工業<3877>なども値を飛ばしているほか、炭素繊維強化プラスチックの新製品の開発が伝えられている阿波製紙<3896>なども再人気化している。
■丸和運輸機関 <9090> 5,450円 +430 円 (+8.6%) 11:30現在 東証1部 上昇率4位
19日、丸和運機関 <9090> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。
■クルーズ <2138> 3,880円 +280 円 (+7.8%) 11:30現在
クルーズ<2138>が3日続伸。株価は一時、前日比430円高の4030円まで買われている。同社はこの日、対戦と共闘のパズルRPG「Elemental Story(エレメンタルストーリー」のテレビCMを22日から全国で放映開始することを発表した。「エレメンタルストーリー」は、7秒間のうちにピースを動かして特定のカタチを描くことで必殺技スキルを発動・乱射させて戦う対戦と共闘のパズルRPG。手軽ながらも奥深い戦略性と爽快感を併せ持つゲーム性が評価され、100万ダウンロードを突破し、各ストアでも人気ランキングの上位に位置している。今回のCM放映で更なるダウンロード増が期待される。
■ぐるなび <2440> 2,183円 +103 円 (+5.0%) 11:30現在 東証1部 上昇率9位
ぐるなび<2440>が急反発、20日付の日本経済新聞が「タカラトミーは料理レシピサイト運営のクックパッド、飲食店検索サイトのぐるなびと提携する」と報じた。「(タカラトミーが)10月発売の会話ロボット『OHaNAS(オハナス)』を通じレシピや飲食店の情報を消費者に紹介する」と伝えており、飲食店からの課金収入を収益の柱とするぐるなびにとって、業績拡大の足場となる材料ととらえられた。なお、クックパッド<2193>に買いが先行している。
■イリソ電子工業 <6908> 5,750円 +190 円 (+3.4%) 11:30現在
イリソ電子工業<6908>が反発。株価は一時、前日比370円(6.7%)高の5930円まで買われた。18日の取引終了後に16年3月期第2四半期(4~9月)の連結利益予想の減額修正を発表したことが嫌気され、19日の株価は急落した。ただ、同日に開催された決算説明会などを経て株価には見直し買いが流入している。ゴールドマン・サックス証券は19日、同社株の「買い」推奨を継続した。目標株価は8800円としている。19日の説明会とスモールミーティングでは、「第1四半期に発生した計画外のコストは中期成長力の確保に向けた戦略の一環」との説明を受けたとし「来期以降の業績成長ペースの加速に自信が示された」ことを評価している。
■ソフトバンクグループ <9984> 7,700円 +223 円 (+3.0%) 11:30現在
19日、ソフトバンク <9984> が孫正義社長の後継者と目されるニケシュ・アローラ副社長が約600億円相当のソフトバンク株を個人で買い付けると発表したことが買い材料視された。前日終値ベースで発行済み株式数の約0.7%にあたり、買い付けは今後6ヵ月間にわたり実施する予定。アローラ副社長の私財を投じての自社株買いは、企業の成長と将来への自信と責任の表れと見られ、これを好感する買いが向かった。
■JR西日本 <9021> 9,148円 +250 円 (+2.8%) 11:30現在
JR西日本<9021>が反発、一時前日比327円高の9225円まで買われている。19日に日本政府観光局が発表した7月の訪日外客数は、前年同月比51.0%増の191万8000人と年間を通じた単月としての過去最高を記録したことから、訪日観光客需要で業績が好調な同社も再びインバウンド関連として物色されている。7月30日の取引終了後には16年3月期の連結業績を営業利益で1485億円から1620億円(前期比15.9%増)へ上方修正している。運輸業や旅行業、ホテル業などグループ全体での取り組みを行う「グループインバウンド推進室」を6月に設置しており、この効果も今後表面化していきそうだ。
■ワタミ <7522> 1,034円 +15 円 (+1.5%) 11:30現在
ワタミ<7522>は小幅反発。一時、前日比20円高の1039円まで買い進まれている。日証金が19日付から貸株利用など貸借取引で注意喚起銘柄に指定すると発表した。信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方があるなかで、きょうは買いが先行している。
■アリアケジャパン <2815> 5,260円 +70 円 (+1.4%) 11:30現在
アリアケジャパン<2815>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券が19日付で投資判断「1」を継続し、目標株価を5540円から6170円へ引き上げたことが観測されている。親会社単体の増収に伴う設備稼働率の改善効果として営業利益率予想を引き上げたことや、為替前提を変更したこと、さらに米国子会社の17年3月期以降の増収率予想を20%から30%へ引き上げたことなどを受けて、16年3月期の営業利益予想を80億5000万円から82億1000万円(会社予想79億3300万円)へ、17年3月期を同92億9000万円から95億3000万円へ引き上げたことなどが要因としている。
■イチネンHD <9619> 1,206円 +15 円 (+1.3%) 11:30現在
イチネンホールディングス<9619>が高い。同社は19日取引終了後、今年6月に創業85周年を迎えたことを受け、16年3月期の中間配当と期末配当について、それぞれ3円の記念配当を上乗せし、年34円配当(中間17円、期末17円)を実施すると発表した。前期実績比で4円の増額となる。これを好感するかたちで買いを集めている。
■キリンホールディングス <2503> 1,828円 +16.5 円 (+0.9%) 11:30現在
キリンホールディングス<2503>がしっかり。19日の取引終了後に、ミャンマーのビール最大手、ミャンマー・ブルワリー(MBL)社を買収したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。MBL社の発行済み株式数の55%を保有するフレイザー・アンド・ニーヴ(F&N)社からF&N社保有の全株式を5億6000万ドル(約697億円)で取得したもので、今後は、残りの株式を保有するミャンマー国軍系複合企業、ミャンマー・エコノミック・ホールディングスと共にMBL社を経営するという。MBL社は、「Myanmar Beer(ミャンマー・ビール)」などのブランドを中心に、ミャンマーでトップシェアを誇るビール会社。日本のビール市場が縮小するなか、買収をきっかけにミャンマーでの事業拡大を図る方針だ。
■東京電力 <9501> 892円 +4 円 (+0.5%) 11:30現在
東京電力<9501>が全般下げ相場の中しっかりした動きをみせている。東電と三菱重など三菱グループ3社は19日、福島復興に向けた世界最新鋭の石炭火力発電所プロジェクト推進で基本合意書を締結したと発表した。最先端の石炭火力発電所の建設で福島の復興を後押しする狙い。官民合同のインフラ輸出の活性化にもつながる提携で、これを材料視する買いが入っている。
■日本航空 <9201> 4,560円 +20 円 (+0.4%) 11:30現在
JAL<9201>が全般軟調相場に抗して前日比プラス圏で推移している。米エネルギー省から発表された週間在庫統計で原油在庫が予想に反し大幅に増加したことが、原油安に拍車をかけ、WTI先物価格は前日終値で1バレル=40.80ドルと2009年3月以来6年5カ月ぶりの安値に沈んだ。空運は、原燃料費の低下メリットが収益に反映される業態であり、同社株は前日まで2日間で約4%の調整を入れていたこともあって値ごろ感からの買いが入りやすくなっている。
■NEXT 原油ブル <2038> 2,898円 -192 円 (-6.2%) 11:30現在
NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブルETN<2038>がウリ気配で上場来安値を連日更新。原油価格に連動するETNで、指数の前日比変動率の2倍の値動きを示すボラティリティの高さが特徴。北米指標であるWTI原油先物価格は、週間在庫統計で原油在庫が予想に反し大幅な積み増しとなったことを背景に、前日終値で前日比1.82ドル安の1バレル=40.80ドルと2009年3月以来6年5カ月ぶりの安値をつけており、これを反映するかたちとなった。また、原油安で収益デメリットの発生する昭和シェル石油<5002>、出光興産<5019>など石油大手や国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源関連株も軟調に推移している。
●ストップ高銘柄
DMP <3652> 2,040円 +400 円 (+24.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
日東エフシー <4033> 937円 +150 円 (+19.1%) ストップ高 11:30現在
オンコリス <4588> 712円 +100 円 (+16.3%) ストップ高 11:30現在
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
星光PMC<4963>に短期資金流入、ストップ高カイ気配となった。「前日のNHKニュースなどで環境省がセルロースナノファイバーを開発する実証事業を来年度から始める方針と伝わり、これを材料視する買いが関連株に入った。特に同社は値動きが軽く、個人投資家が比例配分取り狙いで買い注文を入れている」(国内ネット証券大手)と指摘している。セルロースナノファイバーは植物由来の軽量素材で炭素繊維並みの強度を持つ。同社は製紙用薬品を手掛けるが、それをベース技術としてセルロースナノファイバーの開発で以前から市場の注目度が高い。また同じ背景で、製紙メーカーで株価低位の中越パルプ工業<3877>なども値を飛ばしているほか、炭素繊維強化プラスチックの新製品の開発が伝えられている阿波製紙<3896>なども再人気化している。
■丸和運輸機関 <9090> 5,450円 +430 円 (+8.6%) 11:30現在 東証1部 上昇率4位
19日、丸和運機関 <9090> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。
■クルーズ <2138> 3,880円 +280 円 (+7.8%) 11:30現在
クルーズ<2138>が3日続伸。株価は一時、前日比430円高の4030円まで買われている。同社はこの日、対戦と共闘のパズルRPG「Elemental Story(エレメンタルストーリー」のテレビCMを22日から全国で放映開始することを発表した。「エレメンタルストーリー」は、7秒間のうちにピースを動かして特定のカタチを描くことで必殺技スキルを発動・乱射させて戦う対戦と共闘のパズルRPG。手軽ながらも奥深い戦略性と爽快感を併せ持つゲーム性が評価され、100万ダウンロードを突破し、各ストアでも人気ランキングの上位に位置している。今回のCM放映で更なるダウンロード増が期待される。
■ぐるなび <2440> 2,183円 +103 円 (+5.0%) 11:30現在 東証1部 上昇率9位
ぐるなび<2440>が急反発、20日付の日本経済新聞が「タカラトミーは料理レシピサイト運営のクックパッド、飲食店検索サイトのぐるなびと提携する」と報じた。「(タカラトミーが)10月発売の会話ロボット『OHaNAS(オハナス)』を通じレシピや飲食店の情報を消費者に紹介する」と伝えており、飲食店からの課金収入を収益の柱とするぐるなびにとって、業績拡大の足場となる材料ととらえられた。なお、クックパッド<2193>に買いが先行している。
■イリソ電子工業 <6908> 5,750円 +190 円 (+3.4%) 11:30現在
イリソ電子工業<6908>が反発。株価は一時、前日比370円(6.7%)高の5930円まで買われた。18日の取引終了後に16年3月期第2四半期(4~9月)の連結利益予想の減額修正を発表したことが嫌気され、19日の株価は急落した。ただ、同日に開催された決算説明会などを経て株価には見直し買いが流入している。ゴールドマン・サックス証券は19日、同社株の「買い」推奨を継続した。目標株価は8800円としている。19日の説明会とスモールミーティングでは、「第1四半期に発生した計画外のコストは中期成長力の確保に向けた戦略の一環」との説明を受けたとし「来期以降の業績成長ペースの加速に自信が示された」ことを評価している。
■ソフトバンクグループ <9984> 7,700円 +223 円 (+3.0%) 11:30現在
19日、ソフトバンク <9984> が孫正義社長の後継者と目されるニケシュ・アローラ副社長が約600億円相当のソフトバンク株を個人で買い付けると発表したことが買い材料視された。前日終値ベースで発行済み株式数の約0.7%にあたり、買い付けは今後6ヵ月間にわたり実施する予定。アローラ副社長の私財を投じての自社株買いは、企業の成長と将来への自信と責任の表れと見られ、これを好感する買いが向かった。
■JR西日本 <9021> 9,148円 +250 円 (+2.8%) 11:30現在
JR西日本<9021>が反発、一時前日比327円高の9225円まで買われている。19日に日本政府観光局が発表した7月の訪日外客数は、前年同月比51.0%増の191万8000人と年間を通じた単月としての過去最高を記録したことから、訪日観光客需要で業績が好調な同社も再びインバウンド関連として物色されている。7月30日の取引終了後には16年3月期の連結業績を営業利益で1485億円から1620億円(前期比15.9%増)へ上方修正している。運輸業や旅行業、ホテル業などグループ全体での取り組みを行う「グループインバウンド推進室」を6月に設置しており、この効果も今後表面化していきそうだ。
■ワタミ <7522> 1,034円 +15 円 (+1.5%) 11:30現在
ワタミ<7522>は小幅反発。一時、前日比20円高の1039円まで買い進まれている。日証金が19日付から貸株利用など貸借取引で注意喚起銘柄に指定すると発表した。信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方があるなかで、きょうは買いが先行している。
■アリアケジャパン <2815> 5,260円 +70 円 (+1.4%) 11:30現在
アリアケジャパン<2815>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券が19日付で投資判断「1」を継続し、目標株価を5540円から6170円へ引き上げたことが観測されている。親会社単体の増収に伴う設備稼働率の改善効果として営業利益率予想を引き上げたことや、為替前提を変更したこと、さらに米国子会社の17年3月期以降の増収率予想を20%から30%へ引き上げたことなどを受けて、16年3月期の営業利益予想を80億5000万円から82億1000万円(会社予想79億3300万円)へ、17年3月期を同92億9000万円から95億3000万円へ引き上げたことなどが要因としている。
■イチネンHD <9619> 1,206円 +15 円 (+1.3%) 11:30現在
イチネンホールディングス<9619>が高い。同社は19日取引終了後、今年6月に創業85周年を迎えたことを受け、16年3月期の中間配当と期末配当について、それぞれ3円の記念配当を上乗せし、年34円配当(中間17円、期末17円)を実施すると発表した。前期実績比で4円の増額となる。これを好感するかたちで買いを集めている。
■キリンホールディングス <2503> 1,828円 +16.5 円 (+0.9%) 11:30現在
キリンホールディングス<2503>がしっかり。19日の取引終了後に、ミャンマーのビール最大手、ミャンマー・ブルワリー(MBL)社を買収したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。MBL社の発行済み株式数の55%を保有するフレイザー・アンド・ニーヴ(F&N)社からF&N社保有の全株式を5億6000万ドル(約697億円)で取得したもので、今後は、残りの株式を保有するミャンマー国軍系複合企業、ミャンマー・エコノミック・ホールディングスと共にMBL社を経営するという。MBL社は、「Myanmar Beer(ミャンマー・ビール)」などのブランドを中心に、ミャンマーでトップシェアを誇るビール会社。日本のビール市場が縮小するなか、買収をきっかけにミャンマーでの事業拡大を図る方針だ。
■東京電力 <9501> 892円 +4 円 (+0.5%) 11:30現在
東京電力<9501>が全般下げ相場の中しっかりした動きをみせている。東電と三菱重など三菱グループ3社は19日、福島復興に向けた世界最新鋭の石炭火力発電所プロジェクト推進で基本合意書を締結したと発表した。最先端の石炭火力発電所の建設で福島の復興を後押しする狙い。官民合同のインフラ輸出の活性化にもつながる提携で、これを材料視する買いが入っている。
■日本航空 <9201> 4,560円 +20 円 (+0.4%) 11:30現在
JAL<9201>が全般軟調相場に抗して前日比プラス圏で推移している。米エネルギー省から発表された週間在庫統計で原油在庫が予想に反し大幅に増加したことが、原油安に拍車をかけ、WTI先物価格は前日終値で1バレル=40.80ドルと2009年3月以来6年5カ月ぶりの安値に沈んだ。空運は、原燃料費の低下メリットが収益に反映される業態であり、同社株は前日まで2日間で約4%の調整を入れていたこともあって値ごろ感からの買いが入りやすくなっている。
■NEXT 原油ブル <2038> 2,898円 -192 円 (-6.2%) 11:30現在
NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブルETN<2038>がウリ気配で上場来安値を連日更新。原油価格に連動するETNで、指数の前日比変動率の2倍の値動きを示すボラティリティの高さが特徴。北米指標であるWTI原油先物価格は、週間在庫統計で原油在庫が予想に反し大幅な積み増しとなったことを背景に、前日終値で前日比1.82ドル安の1バレル=40.80ドルと2009年3月以来6年5カ月ぶりの安値をつけており、これを反映するかたちとなった。また、原油安で収益デメリットの発生する昭和シェル石油<5002>、出光興産<5019>など石油大手や国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源関連株も軟調に推移している。
●ストップ高銘柄
DMP <3652> 2,040円 +400 円 (+24.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
日東エフシー <4033> 937円 +150 円 (+19.1%) ストップ高 11:30現在
オンコリス <4588> 712円 +100 円 (+16.3%) ストップ高 11:30現在
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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