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【特集】サンコーテクノ Research Memo(9):株主優待制度を導入、16年3月期は3円増配予想


■株主還元

サンコーテクノ<3435>は株主還元を重要な経営課題と位置づけ、配当による還元を基本方針としている。2015年3月期は15円の配当を予定している。2014年3月期の実績は15円(株式分割調整後の値)であったため、前期比横ばいということだ。ただし、前期は2.5円の50周年記念配が含まれていたためであり、普通配のベースが引き上げられたということになる。2016年3月期については、3円増配の18円が予定されている。

同社は配当以外にも、特に個人株主を意識した施策を常に検討している。今期は、2015年1月1日付けで1株につき2株の割合での株式分割を行った。株式分割は2013年10月1日に続くもので、同社では株式分割で個人が投資をしやすい環境を整えることを意識している。

また、株式分割発表と合わせて株主優待策の導入も発表された。内容は100株(最低投資単位)以上の株主に一律で500円のQUOカードを年1回贈呈するというものだ。保有株数に応じた漸増策が盛り込まれていないため、これは明らかに個人株主を意識したものであり、ここでも同社の個人株主を重視する姿勢が見て取れる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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