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【材料】新興プランテック---プラント定期修理工事が増加、新規工事にも期待


新興プランテック<6379>は石油精製・石油化学・一般化学・医薬・食品・電力・鉄鋼など幅広い産業分野のプラントメンテナンス、エンジニアリングを提供。改造改修工事が大きく増加で15.3期は増収増益。一方、16.3期は中期計画下方修正。

2016年3月期は売上高で前期比5.6%増の900億円、経常利益で同4.7%増の53億円が見込まれている。業績の季節変動はあるものの、第1四半期は売上高で前年同期比13.7%増の118.86億円、経常利益で同49.2%増の2.85億円と高い伸びを達成した。石油化学業界は国際的な競争の中で事業環境も不透明な状況であるものの、石油業界では前年度の急激な原油安による在庫評価損の収益への影響が解消している。同社においては定期修理工事が前期よりも増加する見込みであり、プラントの老朽化・事故防止・安定稼働などの観点からのプラント強靭化対策工事、精製能力の削減や設備廃止に伴う改造・改修工事、コンビナート連携による新投資工事、競争力のある製品生産のための新規プラント建設工事などが期待される。

豊富なネットキャッシュを背景に、配当利回りは3.06%と相対的に高水準。1株あたり配当は30.00円と安定配当を志向しているものの、ROEの一段の向上から増配期待も高まる状況となっている。

《SF》

 提供:フィスコ

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