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【材料】大谷工業 鉄製品を供給、東京五輪に向けた需要にも期待


大谷工業<5939>は電力会社、通信会社、建設会社を主な顧客として、さまざまな鉄製品を提供している。製品は、送電・配電設備や通信ネットワークなど、社会に欠くことのできないインフラや、各種建物・構造物などの建築資材として用いられ、その信頼性・安全性を支える一端を担う。具体的には配電・通信線用の架線金物、鉄塔や屋外鉄構、建築用のスタッドが主要製品となっている。開発・設計から製造まで一貫体制、耐久性・安全性に優れた高品質な製品に強み。2015年3月期のROEは10.7%と2ケタ台。

2016年3月期は売上高で前期比3.6%増の56.50億円、経常利益で同5.3%減の2.75億円が見込まれている。2020年の東京オリンピック開催に向けた需要も多く、公共・民間設備投資ともに増加していくことが期待されるものの、電力会社の設備投資抑制で関連製品が伸び悩む。

《SF》

 提供:フィスコ

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