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【市況】日経平均は続落、米株安から売り先行も下げ幅は限定的に/相場概況


日経平均は続落。3日の米国市場では、中国株の下落に加え、さえない経済指標や原油先物相場の下落などが嫌気され、NYダウが91ドル安となった。米株安の流れを受けて、本日の日経平均も85円安からスタートした。ただ、日本株の底堅さなどが意識されて寄り付き後は下げ幅を縮小し、前場には度々プラス圏に浮上する場面も見られた。後場には大型株を中心に再度売りが入ったが、下げ幅は限定的で、大引けにかけて値を戻した。

大引けの日経平均は前日比27.75円安の20520.36円となった。東証1部の売買高は23億8340万株、売買代金は2兆8693億円だった。業種別では、水産・農林業が4%近く下げたほか、卸売業、電気機器が下落率上位だった。一方、電気・ガス業、医薬品、空運業が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、ソニー<6758>、ソフトバンクグ<9984>、JT<2914>などが軟調。取引時間中に第1四半期決算を発表した三菱商<8058>は7%近い下落。村田製<6981>も5%近く下げた。また、日機装<6376>、船井電機<6839>、協エクシオ<1951>などが東証1部下落率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、武田薬品<4502>、富士重<7270>などが堅調。売買代金トップの東電力<9501>は5%高。スズキ<7269>は4%超の上昇に。また、TAC<4319>、アクシアル<8255>、オカモト<5122>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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