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【材料】東洋ドライルーブ---3Qで通期予想を上回る推移、増配も発表


東洋ドライルーブ<4976>はドライルーブ(固体被膜潤滑剤)の専門会社。ドライルーブの研究開発から製品製造・コーティング加工・販売までを自社で一貫して行っている。

なお、ドライルーブは、各種機器の駆動伝達部においてオイル・グリースなどの流体潤滑が使用できない、あるいは流体潤滑では機能に限界がある部位などに、摩擦や磨耗により発生するエネルギー伝達ロスを削減するコーティング被膜として使用されている。またドライルーブには潤滑性機能のほか、耐摩耗性・耐触性・耐熱性・電気絶縁性・非粘着性などを持つ機能性被膜製品群があり、自動車機器・電気電子機器・光学機器などをはじめとして、先端技術分野にまで幅広く採用されている。

2015年6月期は、売上高で前期比1.9%減の50.30億円、経常利益で同9.1%減の3.68億円が見込まれている。ただし、第3四半期の経常利益は4.68億円(前年同期比34.1%増)と通期予想を上回っている点には注目すべきか。また、一株あたり配当については潤沢なキャッシュを背景に、通年で前期比2.0円増の32.0円が予想されている。

《SF》

 提供:フィスコ

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