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【市況】日経平均は3日続伸、米株高受け買い先行も20500円前に上値重く/相場概況


日経平均は3日続伸。14日の米国株式市場が上昇した流れを受けて、日経平均は93円高からスタートすると、朝方には一時20500円に迫る場面があった。ただ、その後は11時の中国4-6月期GDP発表を前に、狭いレンジでの値動きが続いた。中国4-6月期GDPは実質で前年同期比7.0%増と市場予想をやや上回ったが、発表を受けて上海総合指数は下げ幅を広げる展開となった。後場の寄り付き前には日本銀行の金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決定したことが伝わったが、株価の反応は限定的だった。

大引けの日経平均は前日比78.00円高の20463.33円となった。東証1部の売買高は20億4469万株、売買代金は2兆3361億円だった。業種別では、医薬品、精密機械、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。一方、非鉄金属、鉄鋼、その他金融業が下落率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、東電力<9501>、三井住友<8316>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>などが堅調。一部証券会社の新規「買い」推奨を受けてOLC<4661>が4%を超える上昇となったほか、エーザイ<4523>も3%高と上げが目立った。また、エコナックHD<3521>、前沢工<6489>、宮越HD<6620>などが東証1部上昇率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、野村<8604>、ソニー<6758>、東芝<6502>、NTT<9432>などが軟調。伊藤忠<8001>は2%超の下落。また、モバクリ<3669>、秀英<4678>、CVSベイ<2687>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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