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【材料】天馬---連続増収増益の予想と中計で拡大志向、PBRは1倍を大きく下回る


天馬<7958>はプラスチック製品(家庭用品、自動車部品、OA機器部品、メディアケース、物流資材、建築資材など)の製造および販売をてがけている。

5月12日に発表された2015年3月期の決算は、売上高が前期比7.3%増の751.25億円、営業利益が同2.3%増の26.75億円となった。国内は弱含みだったものの、中国、東南アジアの伸び、特に電機電子と車両を中心とした受注でカバーした。2016年3月期は売上高で前期比6.9%増の803.0億円、営業利益で同34.6%増の36.0億円と増収増益が見込まれている。

また、2018年3月期を最終年度とする中期経営計画は、売上高で870億円、営業利益で40億円である。2016年3月期の40円配当をベースの目標として、業績の更なる向上が実現できた場合には、増配も検討する。また、自己株式の取得に関しても、フリーキャッシュフローの推移ほか諸情勢を考慮しつつ機動的かつ前向きに検討する方針。更に、ROEにつきましては、特に目標数値を設けていないが、中期経営計画の推進による利益向上と共に、上記資本政策の実施により、資本効率の高い経営を目指している。

業績の拡大が見込まれる状況下、PBRは1倍を大きく下回っており、株価に割安感が強い状況となっている。

《FA》

 提供:フィスコ

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