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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「変化日高値、陰転には注視」


◆10日は日経平均株価が2万0006円と15年ぶりに2万円の大台をつけ、証券会社やマスコミは大々的に報じ、チョットしたお祭りムードに。だが、その後の日経平均はピタッと動きが止まり、まさに宴のあと。

◆達成感が出たほか、ミニSQ通過により先物市場で手変わりの可能性もある。ただ、チャートは上昇トレンドを継続し、崩れないもみ合いは理想的なスピード調整として市場関係者の間には依然先高観測が根強い。

◆たしかにチャートは週足N波2万0093円、日足N波2万0127円、そして2000年高値2万0833円などを目指す流れが続いている。だが2000年、06年は4月のもみ合いから下落に転じている。

◆17日に10月17日の安値期日を迎えたほか、10日高値は安値から26週目、17週目の変化日高値でもある。RCIは日足、週足とも高値警戒を発しており、この先「ボリンジャーバンド+1σ」や「転換線」など下値ポイントをもし割り込むなら「慎重」な見方も必要になる。
(4月16日 記)

「チャートブック週足集」No.2021より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

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