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【市況】英ポンド週間見通し:やや弱含みか、小売売上高は伸び悩む可能性


■上昇、原油価格上昇と英国企業の買収案件が材料視される

先週のポンド・円は上昇した。原油価格の上昇や英国企業の買収案件を意識して、短期筋などのポンド買いが活発となった。しかし、5月7日に予定されている総選挙への警戒感が高まっていることや3月インフレ率が前年比横ばいに留まったことを理由に、対円レートの上げ幅はやや縮小した。取引レンジは174円88銭-178円75銭。

■やや弱含みか、小売売上高は伸び悩む可能性

今週のポンド・円はやや弱含みに推移すると予想する。3月の小売売上高は伸び悩む可能性があることや5月総選挙への警戒感が高まっていることが要因。リスク選好的なポンド買いは縮小する可能性がある。4月の英国中央銀行の金融政策決定会合議事録では、利上げ時期に関する協議に注目することになる。

○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・22日・イングランド銀行(英中央銀行)金融政策決定会合議事録
・23日・3月小売売上高(予想:前月比+0.6%、2月:+0.7%)

・予想レンジ:175円00銭-179円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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