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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「期日向かい」


◆1万8927円(4月1日)まで下げ陰転を示唆した日経平均だが、そこから大きく反転。9日には高値1万9957円と「2万円」にあと43円に迫った。チャートは好転し、次は週足N波2万0093円、日足N波2万0127円、そして2000年2万0833円高値を再び目指すことになる。

◆8日の日銀政策決定会合で量的緩和期待を高め、強い需給相場を確認した恰好だが、9日は値下がり銘柄の方が多く、ミニSQ(10日)に絡んで先物主導で日経平均を押し上げた感は否めない。そして、週足は10月17日安値の期日を迎えることから「期日向かい」となる。つまり、高値で変化日のタイミングを迎える。

◆SQを明け先物は一旦仕切り直しとなり、需給関係が変わる可能性があるほか、週足テクニカルは過熱状態のままで、日足のテクニカルも間もなく高値圏に入ってくる。大台2万円となりマスコミも騒ぐだろうが、試練はそうしたところから始まる。利食いを忘れずに。

(4月9日 記)

「チャートブック週足集」No.2020より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

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