市場ニュース

戻る
 

【経済】アリババ:ソフトバンク・インド関連会社の出資計画が白紙に、買収は通信業に限定せず


中国のIT大手アリババ・グループがソフトバンク<9984>のインド関連会社であるSnapdeal(スナップディール、通販大手)への出資計画が白紙に戻った。中国メディアによると、スナップディールへの出資をめぐる交渉は数カ月に及んだが、提示価格が高すぎるという原因でアリババが断念したという。

また、インドのPTI通信はこのほど、アリババがインドでの買収について、通信業に限定せず、アリババの顧客や販売製品の開拓などにも積極的に出資する計画を示したと報じた。アリババの広報部は、製品や研究・技術開発なども投資の対象になると発言した。なお、アリババは今年2月、子会社を通じてインド同業「One97」の株式25%を取得したばかりだ。

インドは世界2位の人口大国だが、Eコマース分野では中国より6-7年遅れているといわれている。2015年のインド・Eコマース産業の売上高は、前年比34%増の220億米ドルまで拡大すると見込まれている「プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の試算」。

《ZN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均