【材料】＜前場の注目銘柄＞＝日阪製作、受注残豊富で来期大幅増益へ

　日阪製作所<6247>は１４年１月につけた昨年来高値１０８５円を射程に捉えており、高値更新から新波動へと進もう。

　熱交換器事業で円高時に受注した不採算案件があったことや、生活産業機器事業で高採算の医薬機器が減少したことが響き、第３四半期累計（４～１２月）業績は３８％の大幅営業減益で着地し、１５年３月期も大幅減益の見込み。ただ、１６年３月期は業績急回復が期待できる。

　第３四半期末の受注高が前年同期比１５％増の１９３億円と豊富なことが要因で、熱交換器でＦＬＮＧ（天然ガス洋上液化設備）などの海外プラント向けが倍増、生活産業機器でも食品機器や医薬機器の更新需要が旺盛で４割強の営業増益を見込むところもある。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）