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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「暑さ寒さも彼岸まで」


日経平均は19日に1万9557円まで高値を伸ばし、2万円大台を視野に入れてきた。二段上げの週足N波が2万0090円、月足N波が2万1960円であるから、2000年ITバブル時の2万0833円高値を目指した流れは継続といえる。

◆ただ、目先的には調整を挟むことも想定しておく。1万9500円で週足V波1万9381円、月足V波1万9225円などの目安に到達した。テクニカルはRCI、RSI、かい離率など日足、週足とも過熱を一段と強めている。過熱よりトレンド(流れ)を重視するところが、3月期末、配当取りのタイミングでもあり、一旦調整を挟んでもおかしくない。この状況でもし調整を入れるなら「2万円」は次の三段上げでの挑戦、目標になる。

◆外国人や年金買いをベースとする需給相場は確かに強く、4月相場への期待も高まっている。だが、上昇銘柄への一極集中が際立ち、独DAXの上昇三波も腰を伸ばしてきた。FOMCを機にマネーの流れが変わる可能性もある。強い相場の中でも利食い、慎重姿勢を忘れずに。

(3月19日 記)

「チャートブック週足集」No.2017より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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