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【市況】英ポンド週間見通し:インフレ率の原則を材料視


■対円レートは反転、ユーロ高・米ドル安の相場展開が意識される

先週のポンド・円は反転。ホールデン英中央銀行主席エコノミストは「インフレ率が目標を下回る恐れがある場合、利下げを検討すべき」と述べたことで、対米ドルでポンド売りが強まり、この影響でポンドは一時177円台前半まで下げる場面があった。しかしながら、ユーロ高・米ドル安の相場展開を意識してリスク回避的なポンド売りは一服した。取引レンジは177円16銭-181円07銭。

■弱含みか、2月のインフレ率低下予想で

今週のポンド・円はやや弱含みに推移すると予想する。2月のコアインフレ率が前年比+1.3%と予想され、1月の上昇率を下回る可能性があることや原油価格の続落が見込まれていることが意識されそうだ。3月期末に向けた日本の機関投資家のリパトリ(ポンド建て資産売却・円買い)もポンド売り要因となる。

○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・24日:2月コアインフレ率(予想:+1.3%、1月:+1.4%)
・26日:2月小売売上高(除く自動車)(予想:前月比+0.3%、1月:-0.7%)

予想レンジ: 176円00銭-181円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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