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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は6営業日続伸、ギリシャ情勢に対するポジティブな見方で


【ブラジル】ボベスパ指数 51280.36 +1.27%
18日のブラジル市場は3営業日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比644.44ポイント高(+1.27%)の51280.36で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは62、値下がり6と買いが優勢。全セクターが上昇し、中でも消費者サービスや通信に買いが集中した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、その後も高値圏でもみ合った。ボベスパ指数はこの日、終値ベースで昨年12月5日以来の高値を更新。資源関連が指数の上昇をけん引。金属相場の上昇や鉄鋼大手ウジミナス(USIM5)の好決算が支援材料となった。同社はこのほど、昨年10-12月期のEBITDA(利払い・税金・償却前利益)が3億200万レアル(約124億円)に上ったと発表。これは市場予想の2億7830万レアルを上回った。

【ロシア】MICEX指数 1809.67 +0.88%
18日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比15.85ポイント高(+0.88%)の1809.67で取引を終了した。1799.34から一時1832.98まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは33、値下がりは17であった。

ウクライナ東部の交通の要衝デバリツェボから政府軍が大部分撤退したことについて、市場では事態の改善とみているようで、株高の要因となったもよう。ウクライナのポロシェンコ大統領は18日、「計画どおりの撤退」を強調したが、欧州連合(EU)は、「親ロシア派の行動は明らかに停戦合意違反」との非難声明を発表した。

【インド】S&PムンバイSENSEX指数 29320.26(+0.63%)
18日のインドSENSEX指数は6営業日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比184.38ポイント高(+0.63%)の29320.26、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同59.75ポイント高(+0.68%)の8869.10で取引を終えた。

おおむねプラス圏で推移し、後半に上げ幅をやや拡大させた。SENSEX指数はこの日、終値ベースで1月29日以来の高値を更新。前日の米株高やギリシャ情勢に対するポジティブな見方が優勢になっていることを受け、両市場とも買いが先行した。国内では、利下げ期待が高まっていることが支援材料。16日に発表された1月の卸売物価指数(WPI)上昇率(前年同月比)は-0.39%となり、前月と市場予想の0.11%を下回った。原油価格の急落が主因だと分析されている。一部では、インド準備銀行(中央銀行、RBI) が6月末までに50bp(ベーシスポイント)の利下げを実施するとみている。

【中国本土】休場

《FA》

 提供:フィスコ

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