市場ニュース

戻る
 

【材料】ジーエルサイエンス---分析機器事業の売上は微増、バイオ関連を中長期の収益源とする方針


ジーエルサイエンス<7705>は、分析機器の総合メーカー。製造工程分野、品質管理、環境分析関連など、幅広い分野での分析・試験・検査に使用される「クロマトグラフ」において、製造販売からメンテナンスまで一貫して提供するサービス体制に強み。近年では水質汚染、大気汚染、 残留農薬、産業廃棄物汚染等の分析など、環境分野での利用も増加している。子会社に半導体関連のテクノクオーツ<5217>を持つ。

足元の業績では、2015年3月期の第2四半期(14年4-9月)決算は、売上高が前年同期比3.6 %増の82.24億円、営業利益が同16.2%減の2.05億円、経常利益が同7.9%増の2.94億円、四半期純利益が同32.6%増の1.48億円だった。分析機器事業の売上実績は6.7%増加したが、半導体メーカーの設備投資に一巡感が出て、半導体製造装置に使用される消耗品の販売が減少し、半導体事業の大幅減益が全体の利益を押し下げた。

15年3月期通期については、売上高が前期比3.0%減の180.12億円、営業利益が同36.4%減の8.36億円、経常利益が同40.2%減の8.56億円、純利益が同35.9%減の4.98億円の見通しで、期初予想を据え置いている。

なお、同社は新規事業として既に進めているバイオ関連を1つの事業の柱に育て、中長期の収益源に育てる方針。

《AK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均