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【材料】平河ヒューテック---第2四半期は経常利益が2.1倍増、ビッグデータやエネルギー産業関連製品の需要も拡大


平河ヒューテック<5821>は、電線、電源コード、放送ネットワーク機器、医療用特殊チューブ等を手掛けるメーカー。デジタル機器用ケーブルなどの「電線・加工品」事業と、LAN伝送機器や放送機器などの「電子・医療部品」事業が主要セグメント。主な販売先は、ソニー、富士通、NECなど。同社の伝送速度に優れた電線は、近年急激に進展しているデジタル化の流れの中で、急激にニーズが高まっている。ほか、80年の香港進出を皮切りに台湾、アメリカなどに次々に進出、海外拠点は10ヶ所に拡大している。

足元の業績では、2015年3月期の第2四半期(14年4-9月)決算は、売上高が前年同期比6.5%増の117.79億円、営業利益が同72.7%増の4.99億円、経常利益が同2.1倍の6.03億円、四半期純利益が同27.6%増の3.76億円だった。売上高の増加やコスト削減等により営業利益が大幅に伸長した。また四半期純利益は、前期特別利益からの反動もあった。

15年3月期通期については、売上高が前期比10.2%増の257.00億円、営業利益が同54.0%増の12.00億円、経常利益が同49.0%増の12.10億円、純利益が同18.2%増の8.00億円の見通しで、期初予想を据え置いている。想定為替レートは、1米ドル=105円。

なお無線基地用ケーブルがビッグデータ関連市場で、EV向け充電器がエネルギー産業関連市場で引き続き需要が拡大基調。昨今話題の分野での事業展開にも注目が集まっている。

《AK》

 提供:フィスコ

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