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【市況】豪ドル週間見通し:小売売上高や商品市況の低迷を受けた貿易収支に注目


■豪ドルは強含み、コンファレンスボード先行指数改善で

先週の豪ドル・円は、10月の豪コンファレンスボード先行指数が前月比-0.2%となり9月の前月比-0.6%から改善したことで強含みに推移した。しかし、商品市況の低迷、スティーブンス豪準備銀行(中央銀行)総裁による豪ドル安誘導、豪準備銀行による利下げ観測などから98円手前で豪ドル買いは一服した。取引レンジは97円11銭-97円97銭。

■11月小売売上高と貿易収支などに要注目

今週・来週の豪ドル・円は、11月小売売上高や商品市況の低迷を受けた11月貿易収支などを見極める展開となる。貿易赤字額が予想を上回った場合、スティーブンス豪準備銀行総裁が豪ドル安誘導を表明していること、商品市況の低迷で利下げ観測が高まっていることで、対円レートは軟調気味に推移する見込み。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・1月6日:11月貿易収支(10月:-13.23億豪ドル)
・1月9日:11月小売売上高(10月:+0.4%)

予想レンジ:95円00銭-100円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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