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【市況】東京株式(大引け)=13円高、買い意欲強く引け際浮上

 22日の東京株式市場は買い優勢も途中利益確定売りに押される展開だったが、下値では買いが厚く、大引けにかけて強含みプラス圏で着地した。大引けの日経平均株価は前日比13円高の1万7635円と小幅ながら4日続伸。東証1部の売買高概算は21億8835万株、売買代金概算は2兆592億2000万円。値上がり銘柄数は890、対して値下がり銘柄数は826、変わらずは144銘柄だった。売買代金はかろうじて2兆円台を維持、これで37営業日連続2兆円超えとなった。
 きょうの東京市場は前週末の米国株が続伸したことや為替の円安傾向を横目に高く始まった。原油安が一服したほか、ここ懸念視されていたロシアの通貨ルーブルや株式市場が下げ止まる動きをみせていることで、投資家の不安心理が後退している。日経平均は前週後半の急伸を受けて利益確定売り圧力も表面化しており、買い一巡後は上値が重くマイナス圏に沈む展開を余儀なくされた。ただ、個人投資家の物色意欲は旺盛で、押し目ではGPIFの動きなども観測されるなか、引けにかけて主力株中心に買いが再び優勢となった。
 個別では、昭和シェル<5002>が商いを伴いストップ高目前まで買われたほか、コスモ石<5007>、富士石<5017>など石油株が全面高。石塚硝<5204>が大幅高となり、日立造船<7004>も活況裏に値を飛ばした。帝通工<6763>、グローリー<6457>も物色人気。電気興<6706>も高い。半面、スカイマーク<9204>が大幅安、KNTCT<9726>、マーベラス<7844>も売られた。ファンコミ<2461>、戸田工<4100>が安く、中外薬<4519>、学情<2301>も下げた。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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